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2日目


  途中の岡山で目が覚めると、隣はいつの間にか空席。どうやら岡山で降りたようで、ありがたく2席使わせてもらって寝る。それに しても自分の後ろに座っている日本人腐女子と白人オトコのバカップル、ずーっと非日本語で喋っていてウルサイ。英語でもないため 余計耳につく。その後再び眠り、再度目が覚めたのは三ノ宮発車時。複々線区間を飛ばし、大阪駅には2分遅れの6:27に到着。御堂筋口 改札内のコインロッカーに旅行バッグを入れ、新快速の1番列車が発車する8番ホームへ上がる。まだ朝食を買っていなかったので、売店 でパンを買ってから列に並ぶ。まだ6:30を過ぎたばかりなのに既に列は相当伸びている。6:40、新快速電車の1番列車、長浜行が入線。 ドアが開くとともにイスがあっという間に埋まる。6:41、すぐに大阪駅を発車。この間睡眠補充、7:27に草津線の分岐駅の草津に到着。 草津では7:40発の柘植行に乗換。今は8両編成だが、途中の貴生川で後ろ4両を切り離し、終点の柘植まで行くのは前の4両のみ。日に よっては車両の大半がスーパー改造車のこともあるのだが、今日は全ての車両が未改造車。1点のカフェオレもない、きれいな湘南色の 編成だ。7:40、定時で草津駅を発車。車内は通学の高校生と通勤の大人が半々といったところか。途中の貴生川には8:06に到着。ここで 大量の高校生が降りていった。ここで後ろの4両を切り離すのだが、この間に窓口で入場券を買う。電車に戻って8:10、貴生川を発車。 引き続き草津線をたんたんと走って8:28、終点の柘植に到着した。

亀山駅に停車中のキハ120   柘植で乗り換える列車は亀山行の普通列車。トイレが無く、ロングシートのためマニア等からは大変不評のキハ120、大カメ車だ。日中は 単行のことが多いのだが、今から乗る列車は朝の列車のためか2両編成。しかも自分が乗った前よりの車両は長〜いロングシートの0番台車 ではなく、車両中央に4つだけボックスシートがあるセミクロス車の300番台車。空いていた4人掛けボックスシートにありがたく座らせて もらう。車内は乗換客でそこそこ混雑しているのだが、クロスシート部分は排他原理が働き、自分以外の人は誰も座らない。他のクロス シートもやはり1人、又は連れの2人でしか座っていない。ロングシート部分はかなりキツキツに座っているのだけど…。8:31、乗換が 済むとさっさと柘植を発車。関西本線最大の難所、加太越えに挑む。昔はさぞかし難所だったのかもしれないが、軽快気動車の走る今と なってはよくわからない。しかも今日は2両編成なのでなおさら。あれよあれよという間に8:53、終点の亀山駅に到着してしまった。
亀山駅に停車中の313系3000番台名古屋行   亀山駅からはすぐに接続の9:09発鳥羽行に乗っても良いのだが、伊勢市到着は後続と8分しかかわらないため寄り道をすることに。9:05 発の名古屋行で2つ先の加佐登へ向かう。加佐登には9:15に到着。早速、駅の窓口で入場券を発券してもらう。加佐登はダイヤ上、普段の 旅行では降りがたい駅で、こういう機会でもないとなかなか入場券を集めようがない。加佐登は一応鈴鹿市内の駅なのだが、市街の中心 や鈴鹿サーキットからは遠く、あまりパッとしてはいない。一応国道1号線のすぐそばではあるのだけど…。駅内で電車を待っていると 女の子2人連れがやってきてなにやら喋っている。高校卒業後の進路の話題のようで、やれ専門学校がどうの、東京で一人暮らしがどうの、 名古屋で一人暮らしがどうのというような話。なるほどこの辺りでは名古屋に出るか東京に出るかということが天秤に掛けられるようだ。 9:30、亀山へ戻る電車がやってきたので加佐登を離れる。車両は2ドア転換クロスシートの213系5000番台2両編成を2本つないだ4両編成。 主力の313系がセミクロスの同線ではアタリの車両だ。ありがたく転換クロスシートに座らせてもらう。亀山には9:39に到着した。

亀山駅に停車中のキハ11 キハ75系、急行かすが   亀山駅では今度こそ紀勢本線に乗り換える。9:58発の参宮線直通、鳥羽行普通列車はキハ11の単行だ。キハ11はJR東海の非電化 ローカル線の標準気動車。武豊線以外の非電化線ではどこでも見られる。車内もオーソドックスなセミクロス。車内で発車を待っていると 向こうのホームに急行かすがが到着。キハ75系唯一の優等仕業であるとともに、実は奈良県内を走る唯一のJRの優等列車だったりする。 まぁあれだけ近鉄特急が縦横無尽に走っていれば、JRの出る幕がないのも仕方のないことではある。キハ75系は登場当時そのエンジン 出力からバケモノ的な扱いを受けた車両で(今ではJR北海道のキハ201系の方がさらにバケモノだが)、加太越えもキハ65・58時代に 比べて随分と楽だろう。その急行かすがを見送った後、こちらの列車も亀山を定時に発車。意外にうっそうとした景色の中を15分少々 走って三重県の県都、津に10:15に到着した。
  津では先行する快速みえ1号に乗り換える。津からは普通に乗っても座れないだろう、ということで指定席を取ってみた。快速みえの 指定席は鳥羽寄り車両の鳥羽寄り半室。その他のイスとは何ら違いが無く、モケットの色まで同じなため分かりにくい。JR北海道の 快速エアポートも昔は似たような状況だったが、Uシート導入で随分と変化した。快速みえの指定席は快速エアポートよりも高い\510を 払っているのだから(快速エアポートは\300)、もうちょっとどうにかして欲しいものだ。10:20、津を発車。隣は外人だ。ジャパン レールパスか何かで乗っているのだろうか?快速みえは快調に飛ばすも、駅の配線がY線分岐ばかりのため駅を通過するごとに左右に 大きく振られる。車両がどれほど良くても肝心の線路が貧弱ではどうしようもないという典型例か。伊勢市には10:55に到着。

伊勢神宮   伊勢市駅から伊勢神宮(内宮)へ行くにはバスを使うしかない。駅前のバスターミナルから11:03発、徴古館経由内宮行のバスに乗る。 伊勢市駅発車時点ではそれほど乗っていなかったのだが、次の外宮前からかなりの乗車。さらにその先の近鉄宇治山田駅前から相当数の 乗車、この時点でほぼ満員。このバスは徴古館経由のため近鉄五十鈴川駅にも寄るのだが、ここでもワンサカ乗ってくる。おかげで車内 はぎゅうぎゅう詰め。それにしてもターミナル駅の宇治山田駅はともかく、五十鈴川駅からも相当の乗客があるのは驚きだ。まぁ駅から タクシーに乗るのなら、距離が最も近い五十鈴川駅から乗るのもいいだろうけど。本来なら運賃が観光価格にはね上がる前の猿田彦神社前 で降り内宮まで歩いていくつもりだったのだが、折からの雨とぎゅうぎゅう詰めの車内を掻き分けるのが嫌になったので終点の内宮まで 乗ってしまう。\410、高いなぁ。
  伊勢神宮ではとりあえずはお参りに行く。それにしても信仰心ゼロ、もっと言えば無神論者の自分が観光目的とはいえ伊勢神宮に3度 もお参りするとは皮肉なものだ。まぁ自分は文化を見に行っているつもりなのでいいんだけど。ところで伊勢神宮の最奥、正宮のところ にはいつも警備員がいるのだが、靖国神社ならともかく伊勢神宮で暴れるような輩はいるのだろうか?あるいは写真撮影禁止なので、 そのためか?帰りは休憩所でお茶を飲んでから再び五十鈴川を越え、伊勢神宮を後にする。
ふくすけの伊勢うどん 赤福@赤福本店   ここから食欲の時間。まずはおかげ横丁の「ふくすけ」へ。食券売り場でお金を払って食券ならぬ木札を受け取る。座敷に上がって 待っていると、しばらくして伊勢うどんとお茶が到着。写真を撮ってからタレとうどんを混ぜる。相変わらず見た目はくどいが、口に 運ぶとあっさりとしている。うどんにも色々あるだろうが、ここまで見た目と味にギャップのあるうどんはそうはないだろう。伊勢うどん は口当たりのよいうどんで、歯ごたえとは最も無縁のところにあるうどんなのであっという間に食べ終えてしまう。そもそもさっさと 食べ終わってもらうためにこのスタイルに進化したのだから、当然といえば当然か。
  続いてはおはらい町通りの赤福本店で赤福の盆(\280、赤福3個とほうじ茶)を食べる。甘い赤福と渋味のあるほうじ茶を飲むと、 「それはそれはニガいお茶と、アゴがはずれるほどアマい大福を…」または「コトバを失うほどニガいお茶と、口がひしゃげる ほどアマい大福を」というセリフを思い出す。(マニアックすぎてわかる人がいないか…)赤福を全てたいらげ、ほうじ茶をもう1杯 余分に飲んでから赤福本店を出る。しばらくおはらい町通りを歩いて、浦田町のバス停へ。夏場の観光シーズンに国道23号が詰まって 内宮発着のバスが滞った場合、この浦田町のバス停から出る宮川中学校行のバスに乗った方が確実だ。ところがバス停に来たところその 宮川中学校行のバスは12:25に出たばかり。続く35分にも伊勢市駅前行のバスがあるようなので、このバスを待つことに。しばらくして ほぼ定刻通りに磯部方面からバスが到着。ただしこのバス、裏道の桜木町経由ではなく国道23号から五十鈴川駅、宇治山田駅を経由する ルート。大して早くない。駅までは20分近くかかり、到着したのは12:55頃。12:58発の快速みえ5号にギリギリ間に合いそうだったので、 慌ててホームへ。すると車内には1号のとき隣にいた外人が。この外人もこの後鳥羽へ行くのだろうか。

快速みえ14号   鳥羽には13:11に到着。参宮線の終点だがJRのホームは近鉄の陰に隠れ、人気も少ない。駅には自動券売機すらなく、はたして近鉄と 競争する気があるのだろうか?快速みえは松阪〜伊勢市間で大回りとなる多気経由のため、観光需要のそれほどでもない鳥羽では苦しい のもわからないではないけれど…。鳥羽では入場券を買って終わり。とっととホームへ戻って折り返しの快速みえ14号に乗り込む。 車内では意外にも掃除のおばさんが車内清掃をしている。普通列車のこまめな車内清掃など、グリーン車を除けば東京発着の東海道本線 以外では見たことも無かったのでちょっと感心。13:49、鳥羽を発車。参宮線、紀勢本線の線路をたんたんと走った後、伊勢鉄道線に 入る。普段ならここで車掌に\490支払うのだが、行きがけに津駅の券売機で伊勢鉄道の切符を買っておいた。理由は、…オレンジカード を使いたかったから。伊勢鉄道線内はJR線内以上に快調に飛ばす。一部複線区間もあり紀勢本線よりはるかに立派な線路だ。いくら 沿線人口が少ないからといって、こういう高規格の短絡線が特定地方交通線として分割民営化時に分離されたのはどうにも解せない。 分割民営化の「錦の御旗」の前には何でも許される時代だった、といえばそれまでか。道路公団や郵政も四半世紀経ってから問題が 起こらないようにしてもらいたい。掛け声だけの改革など自分たち世代へのツケ回しにすぎないんだから…。河原田を通過し、しばらく したところで関西本線に合流。桑名には15:17に到着した。
  桑名駅は津、松阪、伊勢市等と同じ、JRと近鉄のホームの間を自由に移動できる駅の1つだ。以前はここ桑名で近鉄に乗り換えた こともあったが、今回は単純に後続の普通電車に乗り換えるだけ。ちょっと立派なオストメイトトイレで用を足した後(普通の男子トイレ は清掃中)、桑名15:36発の名古屋行普通電車に乗り込む。3つ先の永和には15:47に到着。それにしてもこの永和駅、どえりゃー寂しい 駅だ。駅の北側には草木生い茂る荒涼たる荒地が広がり、その先に見える東名阪自動車道の滞りの無い自動車の流れはまるで別世界の よう。駅前は震度5くらいの地震で倒壊しそうな木造家屋(昔の都営住宅みたいな)が数件目に付く程度で、コンビニはおろかまともな (センターラインのある)道路さえ目につかない。駅そのものに目を移しても、跨線橋は単なる歩道橋、駅舎は極小サイズと何だか いたたまれないというか、ここだけ時が止まってしまっているのではないかと思うくらい。ド田舎の秘境駅ならばともかく、多少でも 人工物の気配があり、まがいなりにも「みどりの窓口」のある駅だからなおさらだ。こんな駅はさっさと入場券を買っておさらばしようと 思ったのだが、窓口では若い女の人が駅員と延々と新幹線の時間を相談している。世間では新幹線は駅員に時間を聞きながら予約する もの、と認識されているのか?結局15:55発の桑名行は行ってしまった。なおこの電車から降りてきた客は全員、車でのお出迎えがあった。 先ほどの女の人も駅前に車を路駐していたし、この駅の利用客の多くは若干離れたところに住んでいる人たちのようだ。入場券を買って からは駅舎内で次の電車を待つも、寒風が常時駅舎内を通り抜けるためどえりゃー寒い。(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
  永和で待つこと30分近く、ようやくやってきた16:15発の名古屋行普通電車に乗り、寂しい永和駅を後にする。続いて降りるのは2つ先 の春田駅。2001年の3月に信号場から昇格した駅だ。改札の横にある窓口で入場券を買ったところで、ふと窓口内のモニターを見るとまだ 電車が発車していない。この駅で交換する相手が遅れているようだ。慌ててホームへ駆け上がる、……間に合わなかった。次の電車まで 20分以上あるので雑誌の立ち読みでもしようと思い、駅前にコンビニが無いかどうか探すも駅前には無い。駅の地図を見てみてもそれ らしいものは表示が無いので仕方なく諦める。(実はさほど離れていないところにサークルKサンクスがあったらしいが…)ホーム上は 寒風が吹き荒れているためコンコース内で時間を潰す…、が足が痛くなってきたので結局ホーム上のベンチへ。一部のベンチは雨が吹き 込んでいてグショグショ。16:46発の名古屋行普通電車で今度こそ名古屋へ向かう。

味噌煮込みうどん   名古屋ですることといえば、当然味噌煮込みうどんだ。味噌煮込みうどんはこれで3回目。普段は山本屋総本家のタワーズ内の支店で 食べるのだが、今回は少々穴場チックな名鉄百貨店内の支店にする。こっちの支店ではコーチン肉を使っていない?か何かの理由で本店 やタワーズ支店より値段が若干安い。その代わりに量を食べることにする。広小路口を出て、名鉄百貨店の9階へ。なにやら人気が全然 無い。本当に大丈夫だろうか?おもむろに暖簾をくぐると人がいた。「大丈夫ですか?」と聞いたところ、「大丈夫です」 との答えだったので、店の一番奥のイスに座る。「親子煮込み、一半で。あとライス。」と注文。一半(=大盛)を食べるのは 初めてだ。しばらくすると客が多少増えてきた。水をチビチビと飲んでいるうちに味噌煮込みが出てきた。独特の麺の食感がンマイ。 味噌煮込みのつゆとご飯がまた良く合う。中に沈んでしまった卵を潰さないように鶏肉を探しながら食べる。味噌煮込みは長ネギを普通に 食べられる(自分にとって)奇跡の料理だ。しっかしさすがに最後の方はかなりキツくなってきた。個人的には味噌煮込みは普通で、 ライスを一半にすべきだったか。(ライスに大盛の設定があるかどうか疑問だけど)最後は完食。店員のおばさん曰く「タワーズの 支店と違ってうちはいつも空いてますからよろしかったらまたどうぞ〜。」とのこと。あははは…。
  ここからは今日の宿へ向かって移動するのみ。ただ、名古屋から快速に乗っても座れるかどうか分からないのと、この時間帯の米原行 が金山始発であることから金山駅まで一旦バックする。17:52発、武豊線直通の区間快速武豊行で金山へ。17:56着。降りる人は自分以外 一人もいない。名古屋始発だし、当然か…。当該の米原行までは30分弱時間があるのでコンビニで立ち読みでもしようかと思い、駅前で コンビニを探すが見当たらない。春田とは違って駅が大きすぎて見つからないのだ。結局諦めてホームに戻る。これから乗る18:25発の 快速米原行は117系4両×2編成の8両編成。そのうち前よりの4両のみが終点の米原まで行く。この路線の普段の電車はみな3ドアだが、この 電車は2ドア、一部の乗車位置目標はダミーなので注意が必要だ。18:25の発車直前になって電車が到着。熱田の留置線にでも寝ているのだ ろうか?車内は登場当時と変わらず転換クロスシートがずらりと並んでいる。客が乗り込んだところですぐに発車。名古屋では多くの 乗客を飲み込み、東海道本線を北上する。稲沢、尾張一宮、岐阜と停まっていくが米原まで行く車両に乗っているせいかなかなか客が 減らない。大垣まで来るとようやく空いてきたが、それでも自分の隣には座っている人がいてイスはほとんど埋まっている。垂井、 関ヶ原から通っている人が多いのか、それとも電車の本数が少ないから集中するのか…。終点米原には19:48に到着。

  米原では新快速に乗り換えるのだが、隣のホームにはすでに米原始発の前より4両が停車中。電車が到着し、ドアが開くと多くの 人たちがこの4両に向かって突進していく。突撃集団を横目に比較的後ろの方の白色△印に並ぶ。しばらくして長浜始発の後ろの8両が 到着。このときすぐにドアは開かず、2、3度停車&移動を繰り返しながら連結作業をし、連結作業が完了したところで始めてドアが開く。 最初に停車したとき自分の隣にいた若いカップルがドアが開かないことを不思議に思ったのかドア横のボタンを何度も押す。そのうちに 連結作業のために電車が動いてビックリ。さらに電車が動くたびに慌てて移動、を繰り返す。で、最終的には列に並ぶことに。まさに 「骨折り損のくたびれもうけ」の見本のような行動。ちなみに新快速が米原で増結するかどうかは、最長片道切符ルートの数学的証明で 業界では有名なSWA氏のウェブサイトに載っている。具体的に言うと、北陸本線のページを見て新快速の坂田〜米原間の所要時間を見る。 この時間がごく普通の3〜4分であり、なおかつ到着時間と発車時間が殆ど変わらない場合、長浜始発の8両編成がそのまま直通。所要時間 3〜4分で米原停車時間がやけに長い場合、長浜から4(or6)両が先に到着後に米原始発の8(or6)両を後ろに増結。所要時間が5〜6分の 場合、米原始発の4(or6)両が先に入線済みで、その後から長浜始発の後続8(or6)両が到着して増結。といったもの。
  網干行新快速電車は米原を19:54に発車。琵琶湖の東岸を暗闇の中、130km/hで疾走する。ところで以前もそうだったのだが、夜暗い 時間にいわゆる琵琶湖線区間で新快速に乗ると、駅通過時や駅停車時に「京進」という塾の看板ばかりがやけに目立つ。琵琶湖線の駅には 「京進」よりも明るい看板は無いのだろうか?しかもこの「京進」、琵琶湖線の駅全てにあるのではないかという勢い。あぁ恐ろし。 21:09、たわむれに新大阪で降り、JR東海の窓口で入場券を買おうとしたら、指定席券売機でしか売っていないといわれた。多少粘って みるも結局ダメ。京都はOKでなぜ新大阪ではダメなのだろうか?時間がないのでしょうがないから退散する。21:22発の宝塚線直通新三田 行に乗る。次の大阪には21:27に到着。コインロッカーから旅行バッグを回収して大阪環状線のホームへ。今まさにウグイス色の電車の ドアがしまろうか、という瞬間。普段なら当然飛び込むが、旅行バッグが邪魔なので断念。後続のオレンジ色103系、21:33発天王寺行に 乗って京橋へ。その京橋には21:40に到着。
  京橋では入場券を買ってから今日の宿へ向かって歩き出す。京阪電車の高架下商店街は大阪らしいというか、八百屋と風俗店が軒を 連ねたような感じ。ただし難波よりも普通の商店の比率が低く、スナックや風俗店の比率が高めか。なんか風俗店紹介所とかあるし…。 で、早速迷う。原因の1つ目は宿発行地図における道なりと、実際の道なりが違うこと。2つ目はガード下を道なりに東へ歩いていると、 少しずつカーブしていつの間にか北を向いていること。(本人はまだ東へ向かっているつもりでいる)結果として国道1号線に出たところ で(本人はその道が国道1号とは認識していない、表示無かったし)、その道は南北方向の道と思い込んでいるし(実際は東西方向)、 北(実際は西)側すぐの高架線は京阪電車でいいとして(さすがに走っている電車を見れば分かる)、南(実際は東)に見えている 高架線は学研都市線(実際は城東貨物線、列車が通らないからわからない)???地図を見ると目的地はローソンの角から南と なっているが、ローソンから(自分がそう錯覚している)南すなわち正体不明の高架線方向(実際は東)へ行っても見当たらない。結局 えいやぁとばかりに入ってみたローソン角の路地を歩いていくと見つかった。疲れた………。

  今日とまる宿は「旅館光洋」というところ。都会の隠れ宿的な立住まいで、トイレと風呂は共同。お風呂に入る時間は管理人というか オーナーのおばあちゃんと相談。ただお風呂は広くて最高。風呂桶も広い。へたなビジネスホテルのユニットバスより全然広くて快適。 脱衣所も水っぽくなく、ちゃんと管理されているし大変よろしい。部屋に関しても最低限の設備は備わっているし、男ならかなりアタリ の部類か。もちろん値段も\4725とお手頃。しかも靴が湿っていることを話したら夜中のうちに何度かキッチンペーパーを詰めなおして くれた。感謝、感謝。風呂上りに島田伸介とダウンタウンまっちゃんのトーク番組をボーっと見た後、さっさと寝ることに………zzz

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