新小金井街道(小平区間)04 2006/03/26

全体図
上に取材区間の全体図を示す。青字は交差点の名称、 赤丸数字は写真の撮影位置。

  @天神町一丁目交差点の南東角(写真左)と南西角(写真右)からそれぞれ新規開通区間を 眺める。さて、写真左を見れば一目瞭然だが新規開通区間の南行接続は右左折直進各1車線ずつの3車線となっている。このこと自体は 新小金井街道から青梅街道への左折流入車が当然多いであろうことを考えれば、アンダーパスに信号待ちの車列が出来る限り伸びないよう にするためにも妥当な措置だと考えられる。ただ、2車線と3車線が大変大きな差となりうる乗り物がある。いわゆる原付の二段階右折の 問題。三車線以上の交差点では原付は原則として二段階右折をすることが義務付けられている。ちなみに教習所では「本線が片側二車線 以上あったら二段階右折と覚えておいてください。」と言われた。ところがこの交差点は一車線から三車線となるため知っていないと 手遅れ。しかも原付の二段階右折というのは比較的よく取締りをする。で、このことについて一般交通開放時に交通整理に当たっていた 警察官氏に尋ねてみたところ、「う〜ん、そーなんだよねー。三車線あるからねー。」「でもここ一車線から三車線だからねー。」 「本当はちゃんと二段階で曲がってもらうのが一番いんだけどねー。」との回答。三車線あるから二段階右折なんだけど、取締りを するには気が引けるといった感じか…。個人的には一車線から三車線であることから小回りの標識を設置してもいいような気がする のだけど、ただ公安委員会的には50km/h制限というのが小回り指定にはネックになるのかもしれない。ちなみに私は原付は持って いません。
天神町一丁目交差点の南東角から新規開通区間を眺める 天神町一丁目交差点の南西角から新規開通区間を眺める

マック駐車場前の側道に出口に対する進入禁止標識 アンダーパス北行を眺める
アンダーパス内歩道から天神町一丁目交差点を眺める   Aの場所から反対側の側道の出口(写真左上)とアンダーパス(写真右上)を眺める。アンダー パス南側の側道はまだ舗装工事が完了していないため通行できないようになっている。ところでここの進入禁止の標識、当然側道の逆走 禁止のためにあるのだろうが、一見するとマックの駐車場に入ってはいけないようにも見える。アンダーパス北行の激しい渋滞は開通直後 の物見遊山の需要によるものと考えられるが、落ち着いてからはこのような渋滞が発生しないように願うばかり。
  Bの場所のアンダーパス内歩道から天神町一丁目交差点を見上げる(写真下)。初めて通る車は この時点でもまだ交差点が3車線になるとはわからないと思う。

  Cサイクリングロードの分断箇所(写真左)と未舗装の南側側道(写真右)。写真左からわかる ようにサイクリングロードの迂回路は暫定舗装のような状態となっていて、幅も狭い。また、南側側道はまだ舗装工事が終了しておらず、 未供用となっている。まあこの側道はUターンを除けば現状ほとんど需要が無いようなので問題は無いだろう。この側道について地元の おばちゃんから質問を受けていた東京都建設局?の職員氏も「まあ家とか出来ると出入に必要になりますし…」といった感じで歯切れが 悪かった。なお、写真右の右奥に見える黄色い看板は6階建てのマンションの建設予定地看板。我が国の法律では土地の建ぺい率や 容積率は面する道路の幅員によって決まるためマンションの建設計画が持ち上がるのは当然予想の範疇だろう。個人的にはマンションより もスーパーとか飲食店とかが出来てくれるほうがうれしいのだけど、どうせ中高層住居専用地域あたりの用途指定と思われるのであまり 期待はしていない。
サイクリングロード側から迂回路を眺める アンダーパス南側の側道

  Dの場所にある歩道に設置されたアンダーパス内の歩道へと接続する階段(写真左)。写真右は その階段をアンダーパス内の報道側から見たもの。写真右からわかるように一応自転車も押して通行できるようにはなっているが、かなり の急勾配のため力の弱い老人や荷物を載せた自転車で通る場合は通行は困難だろう。またこの階段から人や自転車がアンダーパス内の歩道 に飛び出してくることがある。自転車などは下り坂で加速しこの階段の接続箇所を通過する際にはかなりスピードが出ていることから多少 注意していないと出会い頭に衝突する恐れがある。
アンダーパス内の歩道へと続く階段(南側) 階段をアンダーパス内から眺める

  Eの場所からアンダーパス北側の側道(写真左)と北側の階段(写真右)を眺める。ご覧のよう に北側の側道は既に供用済み。先述のようにマンション建設計画などもあり、南側の側道に比べれば有効に活用されるのではないだろうか 。またアンダーパス内の歩道へと続く階段は北側にもある。
アンダーパス北側の側道 アンダーパス内の歩道へと続く階段(北側)

  Fの場所のアンダーパス内歩道から本線車道を(写真左)、側道の歩道から側道の合流部を (写真右)をそれぞれ眺める。一時停止して合流する形だが、直後に信号があるため合流はそれほどストレス無くできるものと思われる。 少なくとも加速車線形の合流よりは安全だと思う。
アンダーパス北行の出口部分 アンダーパス北側の側道の合流部

交差点を南西側から眺める 交差点を北西側から眺める
交差点を北東側から眺める   Gの場所にある信号つきの横断歩道を南西側(写真左上)、北西側(写真右上)、北東側 (写真下)から眺める。写真左上、右上からわかるようにこの場所はあくまで「信号付の横断歩道+なんか横から道路が接続してますよ」 であって信号制御の交差点ではない。従って新小金井街道から交差する道路へ入る車は写真下の黒い車のように歩道部分を横断する 必要がある。交差道路から新小金井街道へ出てくる車も同様。写真右上で停止線の位置が横断歩道よりもずいぶん手前側にあるのはこの 部分が交差道路の出入口となるためである。また、写真右上に写っているアンダーパス入口のパトランプ付の表示機だが、これについては メールで雨天冠水時の警告用とのご指摘があった。以前に幕式で「冠水時走行注意」と表示するものを見たことがあるが、あれの進化版 ということだろうか。

バス停車スペース   Hの場所に設置された路線バス用の停車スペース。立川バスが都営の団地までくるとか、こない とか…。まあわざわざ予めバス停用のスペースを作ったのだから路線バスが通るのでしょう。

  I錦城高校南交差点を北西側から眺める(写真左上)(写真右上)。写真右上の歩道の白く なっている部分は新小金井街道東側に並行して走る細い生活道路の出入口となる部分。これまでは東京街道にT字路の形で接続していたが 、現在は写真のように赤コーンで塞がれている。写真左下は東京街道から新小金井街道開通区間への右折レーン。開通にあわせて交差点 形状が変更された一例。写真右下は錦城高校南交差点から滝山南交差点方面へと続く車列。現在滝山南交差点の信号サイクルは圧倒的な 新青梅街道優先。新小金井街道が開通した現在では多少信号サイクルをいじってもいいような気がするが。
錦城高校南交差点 並行する生活道路の出入口
東京街道に新設された右折レーン 滝山南交差点へと続く車列